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November 28, 2020

組織のビジネス、個人のビジネス j-fashion journal(403)

1.組織が主役のビジネス

 ビジネスには二種類ある。「組織(企業)が主役のビジネス」と「個人が主役のビジネス」だ。
 企業のビジネスは、「競合」に勝ち抜き、「資本」を増やすことを目的とする。人を顧客、消費者ととらえ、人の集団を「市場」ととらえる。
 組織は、人に役割を与え、階層を作り出す。組織のビジネスは、少数の勝者と多数の敗者を生み出し、格差を拡大する。
 人は組織の中で存在意義を見いだそうとする。そのために、組織の中で役に立つ能力やスキルを磨き続ける。
 学校は、組織の中で活躍できる人材を育成している。親は、良い学校に進学し、良い会社に就職することが、将来の安定と幸せを約束するものだと信じている。
 多くの人はそれを疑わないが、定年を過ぎる頃になると疑いを持つようになる。
 幸せを約束されたはずの人々は幸せそうではない。人生の目標を見失い、家に引きこもる人も少なくない。更には、鬱になったり、自殺してしまう人さえいるのだ。
 組織のために生きても、個人は幸せになれない。そんなことを思うようになるのだ。

2.個人が主役のビジネス

 個人が主役のビジネスは、競合よりも「共存」を優先する。競合に勝ち抜いてナンバーワンを目指すのてはなく、オンリーワンを目指して各々が棲み分け、共存を図る。
 企業という組織はそれだけで完結しているが、個人はコミニュティに所属しなければ生きていけない。コミュニティを維持するには、継続性が重要になる。全てを金銭で解決することはできないし、一人だけが勝ち残ったとしても、幸せにはならない。
 コミュニティの中で、個人は様々な役割を演じる。生産者であることもあれば、消費者であることもあり、友人や仲間でもある。
 個人が主役のビジネスを続けてきた人は、定年という制度に縛られない。定年は企業の都合で決められた制度にすぎない。
 個人は企業のように排他的ではなく、多様性を認める。個人が集まることはそれだけで多様なのだ。
 学校でも会社でも教えない個人を主役にしたビジネス、大企業が志向する大がかりなグローバルビジネスではなく、ヒューマンスケールのビジネスを目指す教育があってもいいのではないか。個人を中心に考えると、ビジネスだけで完結しない。その人のライフスタイルについても考えなければならない。そんなことを研究し、教育してみたいと思う。

*有料メルマガj-fashion journal(403)を紹介しています。本論文は、2019.8.12に配信されたものです。リアルタイムでの講読をご希望の方は、http://www.mag2.com/m/0001355612.htmlよりお申し込みください。

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