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August 27, 2020

教育改革について考える j-fashion journal(396)

1.デジタルを基本に考える

 小学校教育では、小学校より学習塾の方が進んでいる。
 小学校では文科省の学習指導要領に縛られており、全国の学校で同じ教育が受けられるように配慮されている。反面、公立学校間の競争はない。他校との差別化を考える必要もないし、努力しなくても学生は集まってくる。
 一方の学習塾は競争が激しく、常に努力を続けている。最近は、インターネットによる遠隔授業や一人一台のタブレット配布により、効率的な学習が可能になっている。
 私は小中学校の授業はデジタルを基本に考えるべきだと思う。
 一人一台のタブレットを与え、教科書は全てその中で確認できる。意欲のある学生はいくらでも先に進めるし、理解が遅い学生は繰り返し学習することも可能だ。
 私はゲームのように、学習が進めばより高次元のステージが用意されれば良いと思う。同じクラスにいても、みんな異なるステージに挑戦している。それぞれの学生は能力も異なるし、勉強の内容も異なる。その多様性を認めることが、いじめをなくすことにもつながるだろう。
 職業教育についても、デジタルな学習基盤が整備されれば、様々な職業の人のインタビューや職業紹介をすることが可能になる。
 
2.開かれた学校にする 
 
 次に考えるべきは、開かれた学校にすること。先生と児童だけを社会から隔離された環境に閉じ込めるから、ストレスも溜まるし、イジメなどの問題も起きやすい。
 毎日のように外部講師が学校に来れば、教師や学生の社会性を高めることにもつながる。また、スポーツ系、芸術の授業は、専門の講師が教えることが望ましい。そして、子供の才能を見抜き、可能性が広げて上げることが重要だ。
 イジメ問題が起きると、教育委員会が出てきて釈明するが、彼らはほとんど授業を見ていないし、学生との交流もない。私は教育委員会の役割として、常に授業に立ち会い、教師への指導を継続すべきだと思う。書類の仕事を徹底的に減らして、具体的な教育ができる体制にしてほしいものだ。
 また、教育委員会と共に父母の代表も交代で授業参観をすれば良いと思う。常に外部の人が見ていてくれる環境にすることが重要なのだ。
  
3.校外授業の充実

 タブレットを教材の軸にすることにより、校外学習も容易になるだろう。レポートは時間内にタフレットにまとめて通信する。そして、クラス全員のレポートを共有することにより、コミュニケーションも深まるし、チームワークも可能になる。
 地場産業や地域企業の見学や地域内の様々な人々への取材などを授業に取り入れることにより、職業教育にもつながる。
 行政の施設等も学生が定期的に利用することで、存在意義が増す。地元の商店街等と学生が接することも商店街活性化につながるだろう。
 学習は学校の中に留まるべきではなく、むしろ校外に出ることにより、地域が子供を育てるという考え方が定着していく。
 校外に出ることもいじめ防止にもつながるはずである。校内にいると逃げ場がないが、環境を変えることにより、開放感を感じるはずである。
 
4.宿題と校則の廃止

 最近、前時代的な校則が話題になることが増えているが、私は校則は廃止しても良いと考えている。校則がなくても、社会常識や法律を学習すれば、学校内が荒れることもないだろう。
 服装や髪形、化粧等を規制することは、多様性を認めないことにもなり、異なる人種、異なる宗教、異なる生活慣習を学校が受け入れられないのは、むしろ学校に問題があるのだ。
 校則を作らなくても、清潔な服装を維持することが社会的な信用につながることも教えればいいし、西欧社会や日本社会における服装のタプーなども、その歴史等を教養として授業で教えるべきだと思う。
 事実、校則で抑圧することが却って服装の乱れを生み出す場合がある。社会人になり、自由になると、逆に好感がもたれるファッション等を意識するようになるのだ。
 つまり、学校を孤立した空間にするのではなく、あくまでも社会の中の一部であり、社会と同じ規範や常識が適用されるという環境を作ることが必要である。
 同様に、宿題も廃止するべきだと思う。会社の仕事を家に持ち帰るのは好ましくないことだし、時間内でどれだけ効率よく勉強するかが重要なのだ。
 また、学校だけで教育が完結する時代は終わっている。塾に通ったり、スポーツや芸術等の習い事をする学生も少なくない。それなのに、宿題を出すことは、学校意外の教育を妨害しているとしか思えない。
 宿題を廃止しても、自主的に自宅で勉強する人はいるだろうし、試験の範囲を広く設定すれば、自主的に試験勉強をするはずである。強制的な宿題を廃止し、自由な学習の目標を提示することが必要である。

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