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November 21, 2019

令和に起きることを予測できるか? j-fashion journal(390)

1.センサーとAIによる自動化

 令和の時代は、センサーとAIによる様々な自動化が進むだろう。自動車の運転だけでなく、電車の運転も自動化される。路線バスも無人化が進む。
 現在、問題になっている高齢者の自動車事故もセンサーと自動運転のシステムにより、アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走も防止策が取られるだろう。
 ルーチンワークも自動化される。単純な事務作業はなくなるだろう。
 「昔は一台のコンピュータに人間が一人ずつ張りついていたのよ」と言われる時代が来るに違いない。
 昔は製糸工場でも織物工場でも一台の機械に一人の工員がついていたものだ。それと同じことがホワイトカラーの分野でも起きるのである。
 
2.農業テック、漁業テック

 仕事は都心の会社で行うものというスタイルが崩れるだろう。事務作業が自動化されれば、仕事の内容も変わるからだ。
 日本は製造業から、安心安全な高級食材を輸出する国に転換するだろう。漁業も農業もドローン、センサーとAIの活用により、農業テック、漁業テックが進む。一次産業の再構築は大きなビジネスチャンスを生み出す。漁業も農業と同様に養殖による安定した収入が可能になり、水質や餌のコントロールは自動化が進む。
 天然の魚はより高級な食材として、これまで食用とされなかった魚も次々と開発される。
 農業も漁業も更なるブランド化が進み、流通も再構築され、高度なサービス業と観光業との連携が進む。
 
3.自給自足支援ビジネス 

 安心安全を追求していくと、自給自足生活を理想と考えるようになる。しかし、自給自足生活を実践するには、様々なスキルが必要になる。それを支援するビジネスも出てくるだろう。また、ベランダだけではなく、室内の空きスペース、以下の周囲の空間でも植物を栽培するための支援も可能になる。
 工場型の農園も増えるが、家庭型の農園も可能になる。友人同士が作物を交換するようなコミュニティも生まれるだろう。
 
4.多国籍社員のいる中小企業

 自動翻訳の精度は着実に上がっている。ポケトークから始まり、SNSの自動翻訳機能も使える。自動翻訳機能付きのワイヤレスイヤホンも開発されそうだ。
 AIの進化により、自動翻訳の精度も格段に向上するに違いない。
 自動翻訳が進めば、異なる言語の人達が、全員母国語で会話すれば良いことになる。
 これが進めば、中小企業でも多国籍の社員を採用できるし、それによってグローバルなビジネスに進出することも可能になるだろう。
 特に、伝統工芸の分野で言語の壁がなくなれば、技術を継承する後継者としても期待できる。
 
5.一人一台アシストロボット

 AIスピーカーにモニターが付くようになった。スマホに搭載されたAIも性能が上がっている。秘書の機能を持つAIソフトもある。
 これが進化してくれば、個人用のデータを集積し、個人の考え方を理解するAIアプリが登場するだろう。それを10年単位で使い続けることにより、膨大なデータが収集され、真の意味でパーソナルAIが育成される。
 更に、卓上型ロボットと連携し、表情と身振り手振りが付くようになるだろう。音は、スピーカーから流しても良いし、ワイヤレスのイヤホンから流しても良い。
 ロボットとクラウドAIが連携すれば、ロボットがいない場所でも様々なコミュニケーションが可能になる。

6.ロボットパートナー

 「中国で11万円のAI搭載ラブドールが発売」というニュースが飛び込んできた。体温は37度に設定されている。触れば柔らかく温かい。そして、AIによる音声認識で会話ができる。
 これまでは二次元のアイドルに恋していた人も、三次元の恋人に乗り換える人も出てくるかもしれない。
 ベータ対VHSというビデオテープの規格戦争は、アダルトコンテンツが成否の鍵を握った。AI戦争もアダルトコンテンツが鍵を握る可能性もある。
 現在は女性型ロボットが中心だが、男性型ロボットのニーズも高いだろう。こうなると完全に外界と断絶した引きこもり生活も可能になるかもしれない。AI搭載の柔らかく温かいロボットと会話し、セックスする生活。それが普及すれば、結婚制度のあり方も変わるかもしれない。
 
7.見えないスマホ

 平成の時代に生まれ、発展したスマホも、令和の時代に姿を消すだろう。
 画像はメガネ型モニターで確認してもいいし、スマホ本体の機能はスマートウォッチに吸収することも可能だろう。ゲームを楽しみたいなら、ゴーグル型端末も良い。スマホは機能を特化した製品に分解され、様々な端末が開発されるに違いない。
 時計とメガネとイヤホン。これらのいずれかにスマホは吸収され、それぞれが連携する。顔認証技術が進化すれば、おサイフケータイ機能も必要ない。その代わり、全ての人々のデータは管理され、蓄積される。
 ここまで来ると、利便性を追求するのか。それともデジタルを捨てて、アナログに生きることが良いのか、という議論が出てくるに違いない。デジタルは環境に埋め込まれ、意識されることがなくなるのではない。一見するとアナログ時代と変わらないが、見えないデジタル技術が生活をサポートするようになるだろう。
 
8.アナログ回帰

 デジタルが進化すると、デジタル特有のカドが取れて、滑らかな曲線が表現できるようになる。ある意味で、アナログに近づくのだ。
 アナログに近づけば、デジタルとアナログの境界も曖昧になってくる。アナログの良さをデジタルで表現することもできるし、逆にアナログに回帰しようという動きも出てくるだろう。
 アナログ回帰のトレンドは既に表れている。例えば、野球もテレビで観るよりも、球場に出かける人が増えている。音楽もパッケージで聞くだけでなく、ライブやフェスに出かけて五感で感じることが重視されている。
 一方で、3DやVRにより、ライブに近い体験を再現する動きもある。
 アナログの楽しさは、コミュニケーションの楽しさに通じている。デジタルも十分なコミュニケーションが伴えばアナログに近づくと言えるだろう。
 
9.デジタルシルバー

 デジタルネイティブとは、学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境で育った世代、70年代後半以降に生まれた世代とされる。令和元年の時点で40歳前後。30年後には70歳前後となる。この世代がデジタルシルバーになるだろう。
 令和になり、シルバー世代もスマホを使う人が増え、ネット通販で買い物する人も増えてきた。今後30年で、ネット通販も当然になり、更に現在の若者のようなライフスタイルを、シルバーとなっても体験するに違いない。
 シルバー世代もゲームをして、ラップを歌い、ダンスをする。自分の健康もスマートウォッチやトイレのセンサーからデータを収集し、管理するだろう。オタクシルバーも元気に活動し、レジェンドと呼ばれるだろう。
 デジタルに親しんだシルバーは、働こうと思えば、高齢になっても働くことはできる。逆に高齢だからという理由だけで、できないことは少なくなる。

10.外国人との養子縁組

 高齢者でも働けるようになれば、経済的に余裕ができる。そうなると、養子縁組が盛んになるかもしれない。
 外国人労働者の定着や治安維持にも、日本人との養子縁組を奨励するかもしれない。
 自動翻訳機能の進化により、誰でも外国人とコミュニケーションを取ることが可能になる。そして、高齢者の国際結婚も増えるかもしれない。初婚は日本人と、高齢婚では外国人を選ぶことにより、異文化体験ができる。
 早急な移民増加は社会を混乱させるが、養子縁組をして、日本人として教育していけば、より摩擦は軽減されるに違いない。それにより、ゆるやかな多民族国家になっていくのではないか。

*有料メルマガj-fashion journal(390.391)を紹介しています。本論文は、2019.5.13~5.20に配信されたものです。リアルタイムでの講読をご希望の方は、http://www.mag2.com/m/0001355612.htmlよりお申し込みください。 

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