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January 08, 2019

ハッカソンのようなネットショップ開発はできないか?

1.ハッカソンって何?

 ハッカソンはハック(hack )とマラソン(marathon )を合成した言葉。OpenBSDの開発者やサン・マイクロシステムズのマーケティングチームによって、自主的に考えだされたものだ。
 ハッカソンは、イベントの主題に関する1つもしくは複数のプレゼンテーションで始まる。その後、参加者達は個々の関心ごとや技能に基づきアイデアを出したりチームを結成する。ハッカソンの作業は数時間から数日間続く。長時間に及ぶ場合には、ピザや栄養ドリンクで軽い食事をする。寝る時も寝袋などで雑魚寝する。
 最終的には、チームごとの結果を示したデモンストレーションが行われる。コンテスト形式の場合は、審査員が優勝チームを選出し賞を授与する。
 好きなものが一カ所に集まって、寝食を共にしながら、一つのテーマについて集中的に議論し作業を進めまとめ上げる。仲間同士が合宿して集中的に仕事するというイメージに近い。
 

2.皆でネットショップを運営しよう

 現在の流通トレンドは、店舗流通からネット流通への転換である。店舗流通では、基本的に多店舗化することで売上を伸ばすことができる。現在は、経費とのバランスが悪く、店舗閉鎖が続いているが、それでも売上だけ見れば、店舗を増やせば売上も増える。
 ネットショップの場合はどうだろうか。ネットショップの売上を増やすには、何が必要なのか。仮説に過ぎないが、顧客とのコミュニケーションを増やせば売り上げは上がるのではないか。
 現在は、パソコンが得意な人がネットショップ担当になっている事例が多いようだか、本来なら、コミュニケーション力が高いことを担当者の条件にすべきだろう。フェイスブック、ツイッターで、数千人のフフォロアーや友達がいる人が、本気で商品を推薦すれば、多少なりとも売れるだろう。しかし、店舗と同様、それで採算が取れるかは分からない。
 アパレル企業には、数多くの店舗を管理するために、多くの販売員、営業担当者を必要とした。店舗が増えれば、それだけの人員が必要になる。「売上減少をネットで補う」と言っても、やはり顧客とのコミュニケーションは不可欠だろう。それなら、販売員、営業担当者全員が自分のネットショップを作り、そこで販売すればいいのではないか。
 あるいは、定年を迎えたサラリーマンもネットショップを運営してみる。学生もインターンシップのようにネットショップを運営してみる。ネットショップを増やすことで、売上が上がれば、各メーカーや企業は商品の供給を行うだろう。

3.「ネットソン」をやりたい
 
 ネットショップのノウハウを伝達するための集中講座「ネットソン」を企画できないだろうか。
 私もネット関連のセミナーをいくつか受講したが、「なるほど」と思っても、それを実践することは難しい。なぜなら、全貌が把握できないからだ。
 ネットショップの世界は、極度に分業化されている。買物カゴのサービスについて、説明を受ければ、「これを導入すれば、全てはうまくいくのではないか」と思う。しかし、ここではWEBの作り方は解説していない。
 同様のことは、WEBデザインでもネット広告でも、商品の写真撮影等でもいえる。それぞれの分野の専門家の言うことは参考にはなるが、一体どれだけのことをやればショップが運営できるかが分からない。そして、採算が取れるのかも分からない。
 そうではなくて、集中的な講座の時間内に、最低限のネットショップを作り上げてアップしてしまう。それを参加者全員でアドバイスし、ブラッシュアップしていく。まず、商品を一点でも売ってみる。そこからスタートできれば、より効果的ではないのか。
  
4.個人メディアを磨こう

 多くの小売企業は、どのようにネットショップに対応していいのか分からない。ネットショップ関係のコンサルタントも分業化しており、全体が見渡せない。
 私は、ネットショップは既存の組織や分業の思想では動かないのではないか、と思っている。ネットショップはSNSの延長と考えた方が良くないか。一人の人間がメディアとなって、情報を発信する。それに共感する人達が集まり、結果として商品が売れることもあるだろう。極端にいえば、ブログに買物カゴがつけばいいのだ。
 たとえば、私は藍染めブランドのディレクターとして契約している。しかし、個人的にはデニムの着物も着たいと思う。あるいは、染め付けの陶器も藍という括りの中で扱ってみたい。藍染めの生地を使ったオーダーメイドも扱ってみたい。
 これらのビジネスのリスクを全てかぶることはできないが、窓口となって販売手数料を受け取ることはできるのではないか。
 WEB上のセレクトショップであり、ライフスタイルショップである。ライフスタイルは個人ごとに異なる。それぞれの人がそれを発信することで、個人ビジネスが成立するのではないか。ネットショップは、企業に依存しないライフスタイルを実現するかもしれない。 

*有料メルマガj-fashion journal(284)を紹介しています。本論文は、2017.5.1に配信されたものです。リアルタイムでの講読をご希望の方は、http://www.mag2.com/m/0001355612.htmlよりお申し込みください。

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