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January 15, 2018

新規事業は副業から始めよう j-fashion journal(273)

1.同質化したメンバーによる会議

 新規事業開発を進める企業は多い。しかし、構想段階、企画段階で頓挫するケースも少なくない。その原因の一つは、同質化したメンバーだけで会議をしていることだ。
 長い時間、同じ会社で働き、同じ価値観を持っている社員同士は、思考のパターンも似ている。予算や事業規模が先行し、「既存のビジネスの延長」「隣の青い芝生ビジネス」「誰でも考えるトレンドビジネス」しか出てこない。
 ビジネスの発想は、サプライサイド(供給側)に偏り、デマンドサイド(需要側)の発想が出てこない。どうすれば儲かるか、という発想からは、消費者が求めるサービスや商品には届かないのだ。
 議論を深めるには、社外の専門家、外国人、ビジネスターゲットに近い消費者等を交えて、議論することが有効である。外部に門戸を開くことから、新規事業開発は始まるのかもしれない。
 異質な人が集まってこそ、議論が深まるのである。
 

2.事業と職種の常識

 新規事業は、既存のビジネスを乗り越えなければならない。特に、構想段階では自由な発想が必要だ。アイディアは数多く出して、その中から選ぶことが望ましい。一つ一つのアイディアに「できない言い訳」をしていたのでは、何も生まれない。
 例えば、メーカーが直販してもいいし、メーカーが輸入ビジネスに参入してもいい。卸商がメーカーを初めてもいいし、メーカーが小売に進出してもいい。
 また、本社を産地から東京や上海に移転することも考えられる。そうすることで、新しいビジネスが構築できなだろうか。
 会社の事業内容だけでなく、個人の職種についても、現状の枠を超えることが必要だ。
 例えば、自分は営業だからと営業のことだけを考えていたのでは、新規事業は発想できない。職種に関係なく、あるいは、複数の職種を兼任するという発想が必要だ。
 全く新しい事業を考えるならば、自分も全く新しい職種に挑戦しなければならない。それを楽しむくらいの意欲が欲しい。
 有望な事業であれば、社員にできなくても、外部から人材を募集して実行すべきだ。この点からも、社内だけで新規事業を検討していたのでは新しい発想が出てこないことが分かるだろう。

3.女性企画が成功する理由

 多くの日本企業の組織は男性社会だ。女性が経営に参画するケースは、まだまだ少数である。そのため、女性は企業組織とある程度の距離を置いている。組織に取り込まれていないので、社員の立場だけではなく、消費者の立場で考えられる。
 女性のアイディアはデマンドサイドであり、同時に、生活に密着している。最初の発想では、ビジネスのスケールは小さいが、本当に消費者ニーズにマッチしていれば、その規模を大きくすることは可能だ。小さく生んで大きく育てる企画は、女性の方が得意といえよう。
 せっかく女性が良い発想を持っていても、それを男性が潰してしまうことが多い。できれば、発想から事業の立ち上げまで女性に任せた方がいい。そして、女性を社長にして起業する。社長の判断で必要に応じて男性のメンバーを加えればいい。
 女性が起業した会社が有望と判断できれば、その会社を買収して、男性が運営するのも良いかもしれない。

4.社員全員が副業を持てば・・・

 会社で新規事業を考えるのも良いが、社員に副業を持たせるプロジェクトも検討すべきだろう。その方が、社員のモチベーションも上がるはずだ。
 社内起業という方法もあるが、現状の仕事を辞めて新規事業だけを行うのではリスキーである。失敗した時のことを考えてしまうと、思い切った発想が出てこない。
 現状の立場を保証した上で、副業を認め、その収入が上乗せされるのであれば、社員は真剣に考えるだろう。
 大企業ではICTサービスに多大なコストを掛けるが、個人なら無料で利用できるサービスも多い。
 同じ物販でも、個人の方が有利だ。メルカリは、個人が条件だが消費税は掛からない。個人の副業から発想した方が有利なことも少なくないのである。
 個人が副業を考えれば、市場ニーズや外部サービスをリサーチするだろう。最終的に、それが本業に役立つ可能性は高い。
 新規事業では、個人が事業を行って、それを会社に育てていくという発想が好ましい。最初に組織あり、社員ありきでは、できることは限られる。新規事業開発を成功させるには、個人ファーストの発想が必要なのだ。

*有料メルマガj-fashion journal(273)を紹介しています。本論文は、2017.2.13に配信されたものです。リアルタイムでの講読をご希望の方は、http://www.mag2.com/m/0001355612.htmlよりお申し込みください。

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