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February 10, 2016

個売りの時代 j-fashion journal(177)

1. CtoC-EC市場の活性化

 アパレル市況が低迷している。百貨店、量販店、専門店の売上が長期的に低迷したままだ。
 小売店の販売が低迷しているので、ネット販売に移行しようとしても、ネット販売も簡単には利益が上がらない。店舗販売とは全く異なるノウハウやスキルが必要になるからだ。
 それでも、ネット通販市場は成長を続けている。2013年の日本のBtoC-EC市場は前年比17.4%増の11兆1660億円。2020年には市場規模は約20兆円台に膨れ上がり、EC化率も6~7%にまで倍増すると想定されている。
 ネットショップは毎年10万店が新規出店すると言われている。また、「サービスEC」分野も成長が期待されている。既にEC化が進んでいるホテルや旅行の予約だけでなく、レストラン、居酒屋、美容室といったサービス業のEC化が更に増えるだろう。
 一方、BtoC以上に成長が期待されるのが、CtoC-EC市場だ。その中でも、手作り製品の販売サイトが新興勢力として成長している。

 具体的な手作り製品販売サイトは以下の通り。「LISTOR(リストア)」「ハンズギャラリーマーケット」「dクリエイターズ」「creaco(クリエーコ)」「SAWZOW」「モノイロ クリエイターズサイト」「トライ・アムフリマ」「手作市場」「つくり手マーケット」「CraftCafe(クラフトカフェ)」「minne(ミンネ)」「Crapaca(クラパカ)」「Creema(クリーマ)」「proory(プルーリー)」「cooboo(こーぼー)」「ハンドメイドチップ」「COBO」「TSUCURU」「BAUry (バウリー)」「tetote(テトテ)」「iichi」「CLOTHO(クロト)」「クラフトブリッジ」等々である。
 同時に、無料ネットショップ作成サービスも充実していること。「BASE(ベイス)」「STORES.jp」「ZEROSTORE(ゼロストア)」等。
 特別な知識がなくても、簡単にECサイトが構築できるサービスとなっている。

2.アフィリエイト、ドロップシッピング

 ECサイトを構築しなくても、利益を上げる手段はある。
 第一が、「アフィリエイト」である。
 アフィリエイトとは、自分のサイト(ブログ)で広告主の商品やサービスを紹介することで、売上が上がった場合に、成功報酬を受け取る仕組みである。
 「楽天アフィリエイト」「amazonアフィリエイト」「電脳卸」「A8.net」「nend(ねんど)」「バリューコマース」「TGアフィリエイト」「マイアフィリエイト」「リンクシェア」「JANet(ジャネット)」等々。
 アフィリエイトが可能な無料ブログサービスも充実している。「Ameba (アメーバ)|ブログ」「ライブドアブログ(livedoor Blog)」「JUGEM(ジュゲム)」「FC2ブログ」「Seesaa ブログ」「はてなダイアリー」「So-netブログ」「忍者ブログ」「楽天ブログ」「gooブログ」「フルーツブログ」「エキサイトブログ」「Yahoo!ブログ」「ココログ」等々。
 第二は、「ドロップシッピング」。
 ドロップシッピングとは、在庫を持たないネットショップのサービスだ。サイトを作成し、小売り価格を設定し、受注する。受注したら、ベンダーから商品を直送させる。
 ドロップシッピングを行う場合、通常はドロップシッピングサービスプロバイダで商品を選ぶのが一般的だ。卸型DSは、サプライヤーの商品をそのまま販売するのに対し、オリジナル型DSは、オリジナルデザインのTシャツを販売するように、オリジナルデザインをプラスして販売する。
 卸型DSPには、「通販素材.com」「もしもドロップシッピング」等がある。
 ドロップシッピングは、ネット販売代行と言い換えてもいいかもしれない。店舗の販売代行のような意味で、全てを公開するというよりも、ベンダーが信用できる個人や企業と直接契約するという形態が有望だと思う。
 
3.個人流通で仕事と仲間を得る

 企業による流通と、個人による流通では、大きく異なる要素がある。それは、ビジネス以外の楽しみの有無だ。
 時間が有り余るシニア層は、会社生活に代わる生きがいを求めている。具体的な目標を設定し、そのために勉強し、努力すること。そして、達成した時の喜び。
 手作り製品販売サイトが成長するのは、作品を制作し、販売することに喜びを感じるからだろう。
 大部分のアフィリエイターは一カ月に数千円の収入しか得られていないと言うが、それでも、商品について学び、ブログを書き、読者を獲得することで喜びを感じているのではないか。
 また、利益が上がらなくても、アフィリエイトの報酬分だけ安く商品を購入できる。
 MLMにも楽しみがある。定期的にセミナーに参加し、アップの人達や仲間と会って、情報交換を行う。会社以外で同じ目的を持った仲間を得ることは貴重な体験である。
 同じような商品を購入するのなら、見も知らない相手から購入するのではなく、仲間から購入したいと思うだろう。
 更に、SNSの普及により、個人が情報交換を行うことが容易になっている。現代のシニアは一人ではない。個人流通に参加することにより、ささやかかもしれないが、仕事と仲間が得られる。
 個人流通には人生の意義がある。それを軽んじると、企業は益々シェアを失うだろう。

*有料メルマガj-fashion journal(177)を紹介しています。本論文は、2015.4.6に配信されたものです。リアルタイムでの講読をご希望の方は、http://www.mag2.com/m/0001355612.htmlよりお申し込みください。

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