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November 03, 2010

心の成長戦略で日本を変えよう

 外国人観光客に「日本はどうですか?」と問いかけるテレビ番組。外国人観光客は口々に「非常に素晴らしい」と褒めたたえる。歴史上これほど多くの外国人が日本を訪問し、褒めてくれたことがあっただろうか。
 不思議なことに、日本が経済成長を続けている時期は、日本の評判は悪かった。エコノミックアニマルと呼ばれ、世界経済を食い荒らす怪物だと思われていたのだ。しかし、バブル崩壊後、日本の評判は良くなっている。勤勉で、礼儀正しく、センスの良い日本人というイメージが定着しつつあるのだ。
 中国が世界第二位の経済大国と言っても、一人あたりのGDPはまだまだ低い。日本はアジアの中では、最も早く経済発展をなし遂げ、先進国に肩を並べるようになった国だ。中国の発展についても、日本の投資、技術供与がなければ、これほどのスピードで世界市場を席巻することはできなかっただろう。アジア諸国は、日本の突出も中国の突出も恐れている。アジアのリーダーとして、両国がバランス良く協力することを望んでいるに違いない。

 現在、中国は伸び盛りの国であり、日本がそうであったように、周囲との調和よりも自らの成長に酔っている。独善的で我が儘で扱いづらい国というイメージがある。しかし、経済成長とはそういうものだろう。経済成長によって得られるものと、経済成長で失われるものの両方があるのだ。日本は経済成長でも中国の先輩だし、ポスト経済成長でも中国の先輩になるべきではないだろうか。
 日本は経済成長とは異なる評価軸でトップを目指すべきである。世界で最も生活しやすい国。世界で最も美しい国。そういう意味では「美しい国日本」というキャッチフレーズも悪くなかった。しかし、成長することは必要だ。成長戦略がないところには、投資も集まらず、人々も自信を持つことができない。まず、具体的な成長戦略があり、その結果として美しい国が出来上がるというメッセージが必要だったと思う。
 経済以外の成長とは何か。簡単に言えば心の成長だと思う。世界中の人は、心の成長を願っている。そういう意味では、心の成長はビジネスにもつながる。今の日本を見る限り、経済が減速するにつれ、自らの既得権を守り、若者から希望を奪い、結果的に心まで貧しくなっているような気がする。特に団塊の世代は、余生を心の豊かさ追求に充て、お金を若い世代に回すことを考えて欲しい。

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