My Photo

お知らせ

無料ブログはココログ

« 成り上がり者の時代 | Main | 日本の役割は、アジア経済発展か? »

November 14, 2010

男女逆転による成長戦略

 20代は、男性より女性の所得が多くなったそうだ。詳しい統計資料なしに断定はできないが、「男性の方が儲からない仕事をしている」という仮説も成り立つ。
 日本では、産業全体がサービス化しており、製造業よりサービス業、重厚長大産業より軽薄短小産業の景気が良いのは確かだろう。しかし、現在の中国では製造業が主役である。これまで日本の製造業を支えてきた日本人技術者が、世界の工場となった中国企業から高給で引き抜かれているというのもまた当然の帰結である。
 日本型経営である終身雇用、年功序列が崩壊してからの失われた20年間は、新規採用を抑制し、正社員から派遣社員などの非正規社員の比率を増やす企業が増えた。「イクメン」や「主夫」が流行語になるように、男女の役割も柔軟になっている。要は、稼げる人が稼いで、家事の得意な人が家事を行えばいいのだ。男性は会社で働き、女性は家事をするという固定的な役割が崩れてきたと言えよう。

 男女の役割が崩れていくのであれば、男性優遇の給与体型や雇用制度は男性にとっても迷惑な話だ。会社で仕事をするよりも家事が得意な男性にとって、女性の待遇改善や社会的地位の向上は自らの利益につながる。女性の側も、男性を外で働かせて、自分は財布の紐を握るという甘い夢は過去のものとなりつつある。
 日本では長年、男性が外で働き、女性は家事をしてきた。その結果、互いの役割においてもマンネリ化が進み、制度疲労を起こしているのではないだろうか。
 企業は消費リーダーである女性を理解することができず、製造業型思考で安くて品質の良い商品を作ってきたが、それだけでは儲からなくなっている。デザイン、ブランドが重要だと言われても、その意義が理解できないのだ。
 同様に、家事や家庭内消費スタイルもマンネリ化しているのではないだろうか。旦那には安い服を買い与え、自分は百貨店で高給ブランドを購入する。旦那には駅の立ち喰いソバで我慢させて、自分はホテルのケーキバイキングに出掛ける。そんな男女の消費スタイルに大きなギャップが生じたことは、結果的に男女のライフスタイルを表面的で貧しいものにしたとも言えるだろう。
 男性は企業における既得権を放棄し、女性は過程における既得権を放棄することで、真の意味で互いの能力が十分に活用できるのではないだろうか。国はそれ推進する法律を整備すべきである。
 我々のようなコンサルタントも男性の格好でやるよりも、女装して行う方が仕事が増えるかもしれない。社長も女装した方が業績が上るかもしれない。スカート男子の方が所得が多くなれば、男性用スカートも普通になるかもしれない。
 

« 成り上がり者の時代 | Main | 日本の役割は、アジア経済発展か? »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事