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January 23, 2009

中国の新人類「80後(バーリン・ホ~)」

◆インターネットで育った一人っ子世代
 今、中国市場で最も注目されている言葉が「80後(バーリン・ホ~)」。一人っ子政策以降、1980年~1989年に生まれた世代を指す。一人っ子なので「6ポケッツ」から援助を受けている。両親と祖父母の計6人が一人の子供のためにお金を使い、愛情を注ぐ。必然的に高学歴であり、大卒は当たり前。大学院への進学や留学経験を持つ者も少なくない。
 大学に進学する前に、インターネットが普及し、ある意味でネットに依存して生きている。「一人っ子政策」と「インターネット」という特殊条件の元で育った世界に類を見ない世代だ。
 多くの「80後」はブログを開いている。複数のブログを開く人も少なくない。日常的にチャットでコミュニケーションを取り、ネットで知り合ってから、クラブで待ち合わせということも。「80後」にとって、「会ったことはないけど友達」はありふれたことである。
 現在の消費リーダーは「70後世代」の富裕層。貧乏な時代に生まれ、自分の力がのし上がってきた世代だ。総じて学歴は低く、センスを磨く暇もなかった。高額品は良い商品だと思っているし、ブランド品も大好きだ。
 一方の「80後」は、センスの良いコーディネートを、安く実現することを競い合っている。「70後」は、鮮やかな色彩を好むのに対し、「80後」は無彩色やシックな色調を好む。「70後」と「80後」は同じ中国人なのに全く嗜好が異なっている。

◆結婚適齢期を迎える「80後」世代
 いずこの国、いつの時代も年長者は若者を理解しがたい。しかし、中国の「80後」は、世代の違いだけで理解しがたいのではない。世界でも稀な条件の元で成長した世代なのだ。もちろん、中国でも新人類「80後」は理解しがたい存在である。
 「80後」に対するマイナス評価も多い。曰く、「贅沢」「協調性がない」「プレッシャーに弱い」等々。「80後」は「イチゴ世代」とも呼ばれている。「外見は粒揃いできれいだが、プレッシャーを受けるとすぐに潰れる」という意味だ。
 それでも北京オリンピック、上海万博以降に到来するであろう中国の大衆消費時代の主役になるのは間違いない。中国のあらゆる企業は「80後」対策に躍起である。
 既に「80後」は結婚適齢期を迎え、2007年の「金豚の年」に子供を生もう(金豚の年に生まれた人は金持ちになるという言い伝えがある)というカップルが2006年に結婚ブームを起こした。2008年も8のつく縁起のよい年であり、結婚ブームは続いている。そして、彼らは新居となるマンションを探しているのだ。
 そう、重要なことを言い忘れていた。「80後」の人口は約2億人である。
 

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