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September 24, 2007

ITサービスとファッションビジネスの近代化に向けて(日本繊維新聞2007年7月5日付寄稿)

 私は元々ファッション業界の人間であり、IT業界では新参者だ。だから、何の予備知識もなしに、ファッション業界の常識でIT業界を見てしまう。IT業界では常識なのだろうが、私には非常識に思えることも多い。
 例えば、情報システム構築が、ユーザー企業の要望を採り入れて、毎回手作りしているという事実だ。
 業務というものは、業界や会社が異なっていても、共通部分が多い。アパレル企業の業務が複雑であると言っても、基本は「生地を仕入れてアパレル製品に加工して卸売する」こと。それが「製品を仕入れて、卸売と同時に小売りをする」というビジネスモデルに変わりつつあるが、無限にバリエーションがあるわけではなかろう。百貨店、量販店、チェーン型専門店、セレクトショップ、直営店等の販売チャネル。買い取り、委託、売上仕入という取引形態。純工、属工、製品仕入、輸入等の調達形態。それに企画主体、営業主体、生産主体という会社の性格。これらの違いを部品で用意し、組み合わせれば大体のアパレル企業の業務用システムは構築できるはずだ。

 もちろん、アパレル企業の中にも、経理、企画、生産管理、営業、販売、物流等のセクションがあり、それらの組織の中で情報と業務が流れていく。部署毎に業務を分けるのではなく、情報、製品、お金、意思決定等らの流れを全体的に把握すれば、企業のリソースはコントロールできるだろう。それを、個々の企業、個々の担当者の都合に合わせて一つ一つ手作りをしていたのでは話にならない。でも、それが現実なのである。
 私が言っていることは、ERP、構造化プログラミング、全体最適化の基本的概念であり、川上から川下まで俯瞰しているファッションビジネスのコンサルタントとしては常識である。
 今後、システムは一つ一つ手作りするのではなく、最初から業務全体を俯瞰してシステムを構築しなければならない。そうしなければ、ITサービスの近代化はありえないし、繊維業界の中小零細企業が使えるシステムなどできるはずもないのだ。
 これまで私がこの欄で述べてきたことは、理想論ではなく、全て実現可能なことばかりである。8月にはセミナーにて、その全貌を公開する予定だ。今回は予告編としてキーワードだけ羅列しておこう。基本機能構造化プログラミング、アジャイル開発手法、P2P型業務システム、個人用ITインフラ活用。そして、産業生態系の再生。乞ご期待。

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