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June 25, 2007

CFWとJFW

JFW(Japan Fashion Week in Tokyo)は、東京コレクション、新人デザイナーファッション大賞を含む日本を代表するファッションイベントである。主催は、経済産業省の旗ふりのもと、主要アパレル企業、テキスタイルメーカー、百貨店、ファッション教育機関と東京ファッションデザイナー協議会の代表等で組織された「ファッション戦略会議」。第一回は、2005年10月31日~11月9日9月に開催された。
一方のCFW(China Fashion Week)は中国語で、中国国際時装周、中国国際ファッションウイークと訳せる。年2回北京で開催される中国を代表するファッションショー、新人デザイナーコンテスト、、ファッションシンポジウム、ファッション大賞等のファッションイベントである。主催は、中国ファッションデザイナー協会。1997年に第一回が開催され、今年10周年を迎えている。
CFW組織委員会主席、中国ファッションデザイナー協会主席、王慶氏のインタビュー記事によると、中国ファッションデザイナー協会の運営資金確保のためにCFWをスタートさせたという。1997年4月に中国ファッションデザイナー協会事務総長に推薦された時、協会は数社のアパレル企業の出資援助のもとで活動を続けていたが、慢性的な困窮を続けていた。

その中で、業界誌編集長から数人の若手デザイナーを紹介され、デザイナーの組織「ファッションサロン」を開始。その活動の中でファッション評論家による「ファッション芸術委員会」も立ち上げ、デザイナーと評論家の二つの組織化を行う。その後全国規模で協会への入会を募り、半年で100名から400名へと組織を拡大する。
1997年12月に第一回中国服装デザイン博覧会を開催。この時には、一週間の継続した活動ができるか不安だったので、ファッションウイークとは命名しなかったとのこと。その後、1998年に中国服装服飾博覧会(CHIC)の期間に合わせて、ファッションウイークを試み成功。2000年には,海外ブランド、海外デザイナーの参加を得て正式に国際ファッションウイークと命名した。
ここまでの流れで、補足説明が必要だろう。中国は共産党独裁国家だが、日本のように国家財政が豊かなわけではない。政府機関であっても、独自の収入を確保しなければ活動はできない。政府は後ろ楯にはつくものの、企画立案、資金集め、運営までを全て自力で行わなければならない。協会代表者はその経営手腕を問われるのである。
王慶氏は、この10年間でCFWは三つ段階を経験したという。第一期は、1997~1999年の草創期。この頃、アパレル企業はWTO加盟後の国際競争力向上と成長する国内市場へのブランド宣伝が課題であり、CFWはファッションショーと展示会という効果的なプロモーションのステージを提供することで、業界への影響力を強めていった。第二期は、2000~2002年の調整期。
WTO加盟後のビジネスモデル変化が極端に進み、CFW存亡の危機を迎えたという。そこで、CHICとの同質化競争を避けるために、商談目的の展示会を廃止し、ファッションのプラットフォームに特化することになる。第三期は、2003~2006年の競争熟成期。2003年には、50年間続いた部門経済管理体制が改められ、協会間競争が激化。その中で、CFWは企業やデザイナーとの連携を強めていくのである。
CFWにあってJFWにないのは、ファッション大賞である。これは専門家を対象にしている。CFWが発表する年度賞は以下の通り。
①「最優秀紳士服デザイン賞」「最優秀婦人服デザイン賞」「最優秀子供服デザイン賞」「最優秀カジュアルウェアデザイン賞」「最優秀ユニフォームデザイン賞」
②「ベストデザイナー賞」と「中国ベストテンファッションデザイナー」
③「中国ファッション大賞」として年度の「最優秀紳士服デザイナー」「最優秀婦人服デザイナー」「最優秀メイクアップアーティスト」「最優秀ファッションモデル」「最優秀ファッションフォトグラファー」「最優秀ファッションジャーナリスト」「ベストファッションビジネスパーソン」「ベスト・ファッションブランド」
ここで注目したいのは、デザイナーだけでなく、メイクアップアーティスト、モデル、フォトグラファー、ジャーナリスト、実業家、ブランドが表彰されていることである。ファッションを支える専門職とビジネスが同列に扱われているのだ。
JFWも「匠、工、商連携の起点にする」ことが提唱されている。具現化を期待したい。

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