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April 29, 2007

誰もが簡単に、限定した相手に情報を発信する「システム2.0」(日本繊維新聞2007年2月8日付寄稿)

 同じIT業界でも、WEBの世界と基幹業務システムの世界は全く別世界だ。WEBの住人はカジュアルが基本であり、基幹業務システムはスーツにネクタイ姿が基本だ。WEBはあくまでB2C、C2Cが中心であり、誰でも参画可能なオープンでフラットな社会を志向している。基幹業務システムはB2B中心であり、オフラインの社会や企業の構造や思想を反映している。企業はヒエラルキー構造を持ち、それぞれの階層によってアクセスできる情報がコントロールされなければならない。理想の社会を追求するのでなく、現状に対応することが望まれるのだ。
社長が許せば、社内システムをガラス張りにすることは可能だ。しかし、社外との取引をシステム化する場合には、オープンでフラットなシステムは使いにくい。通常業務では、相手を選び、優先順位を付けて、交渉や商談に入ることが基本である
あなたが今読んでいる日本繊維新聞は購読料と広告料で運営されている。多くのWEBサイトの収益モデルは広告収入に依存している。購読料を受け取るビジネスモデルはオープンなWEBには適していない。購読料を収入とするビジネスモデルは、購読料を支払った読者だけに配達あるいは配信しなければならない。閉鎖的で限定的なシステムが必要なのだ。

その意味では、基幹業務システムを基本にした限定的なメディアの方が新聞には相応しいのではないか。そういう想いから、私とシステム開発会社と日本繊維新聞社の3社が共同でインターネット連繋による新聞購読システム「日繊デスクトップ」の開発に着手した。現在、試験運用が行われており、毎日、新しいニュースがPCデスクトップに配信され、その記事がデータベースとしてPCに蓄積されている。もちろん検索可能だ。
新聞社のPCデスクトップには、ブログのように簡単な記事作成ができる画面が用意されている。このシステムを使えば、画面がもブログのように簡単に記事配信をすることができる。
更に今回のシステムを応用すれば、配信された記事に対し、読者が感想を書き、新聞社に返信することも可能になる。あるいは、読者が記者となり、記事を投稿することも可能になる。ある意味ではブログやSNSと同様の機能がメンバー限定で運営できるのだ。ブログやSNSをWEB2.0と呼ぶのであれば、このシステムは「システム2.0と呼んでも良いのでは」と考えているのだが・・・。

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