My Photo

お知らせ

無料ブログはココログ

« 少子問題解決のためのイメージ戦略 | Main | システム導入後のビジネスモデル構想 »

January 04, 2006

「反射神経型ビジネス」と「戦略的思考型ビジネス」

 日本のアパレルビジネスの主流は「反射神経型ビジネス」だった。臨機応変、当意即妙。市場の動きをいち早く察知し、即座に対応する。その反射神経を持つ者が優秀なMDであり、デザイナーというわけだ。反射神経を鍛えるには、生まれ持っての才能と訓練が必要だ。しかし、歳を重ねるにつれ、誰でも反射神経は鈍ってくる。反射神経型ビジネスを続けるには、常に時代と共に生きている若い人材を補充し、反射神経の衰えた者を現場から外さなければならない。
 日本のファッションビジネスで反射神経型ビジネスが有効なのは、日本のファッション市場が反射神経的に動いているからだろう。社会的ステイタスや計画的なワードローブではなく、目新しさ、好き嫌い、媒体の情報等により常に変化を続けている。その変化に対応するには、ある種の反射神経が必要なのだ。
 この種のビジネスに対して、戦略的思考で対応しても、すぐに効果が現れることはない。戦略や論理的思考が結果を出すにはある程度の時間と資本投下が必要である。あくまでアベレージの勝負であり、一発逆転ホームランを狙うことには向いていない。

 日本のアパレル企業が中国市場に進出する際、どのようなアプローチを行うのか。反射神経で勝負するのであれば、企画の現地化と日本で培った徹底した営業ワークが必要である。中国市場を肌で感じて、臨機応変に企画をアレンジし、市場に投入する。その結果をすぐに次の企画に生かすというサイクルをいかに短くできるかが勝負だ。営業活動もバイヤーやFCオーナーへの接待やコミュニケーションを通じ、人間的なつながりを持つべきである。泥臭い営業戦略は、欧米企業には真似ができないだろう。
 日本型戦略が実行できないのであれば、欧米型の戦略的思考型ビジネスを志向することだ。期中企画ではなく計画的生産を行う。その代わりに、徹底したプロモーションを行い、消費者への認知度を高める。この場合、短期的な資金回収ではなく長期的な市場浸透戦略になる。
 ここで問題になるのは、これまで日本のアパレル業界は戦略的思考型ビジネスに慣れていないことである。同時に、日本では可能だった反射神経型ビジネスも、中国では実行が困難なことだ。
 私はこれまで反射神経型ビジネスを評価していなかった。ビジネスが未成熟ゆえだと思っていたのだ。将来は、欧米型の戦略的思考型ビジネスが主流になるだろうと。
 しかし、現実はそうなっていない。むしろ、反射神経をいかに維持するか。そのための人的資源をどのように育成し、ローテーションしていくのか。いかに素早く現場に対応していくのかを実行した企業が着実に成果を上げている。企業が高齢化していく中で反射神経が鈍っていることが最も大きな問題なのである。
 日本と中国を比較するといろいろなことが見えてくる。アジアとヨーロッパの違いも見えてくる。
 反射神経型ビジネスを戦略的に運営すること。漠然としているが、日本企業の成功モデルの一つではないだろうか。

« 少子問題解決のためのイメージ戦略 | Main | システム導入後のビジネスモデル構想 »

ファッションビジネス」カテゴリの記事

Comments

こんにちわ。
僕は早稲田を目指している現役生です。本当は慶応も好き。でも、父が慶応だから、早稲田に決めました。同じじゃ嫌なんです。
僕は以下の3つのブログを読んで、
早大受験のやる気を保っています!

1位 現役女子大生芸能プロ社長の日記
(22歳・早大政経学部4年の天才女社長が熱く語る)
   http://blog.livedoor.jp/riddler/

2位 闘う早大生:夏川潤香の「高校・大学受験講座」
(小泉総理が愛読しているという噂の注目ブログ)
   http://yaplog.jp/uruka_natukawa/

3位 輝女KIRAJYO 輝女ブログ
(社会貢献を目指す女子大生サークル。
早大生も参加しています。
メンバー登録受け付け中)
http://kirajo.jugem.jp/

この人たちとキャンパスで出会えるように頑張ります。

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「反射神経型ビジネス」と「戦略的思考型ビジネス」:

« 少子問題解決のためのイメージ戦略 | Main | システム導入後のビジネスモデル構想 »