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November 03, 2005

中国市場のブランドプロモーション

 10月28日、上海で「21世紀トップ・ラグジュアリーブランド」というイベントがあった。主催は「21世紀経済報道」という経済新聞。21世紀経済報道は、中国のWTO加盟による経済成長に合わせ2001年に創刊された経済専門新聞。現在の発行部数は48万9千部。協力はSuntch Branding。中国で唯一のファッション専門のブランドコンサルティング&プロモーション企業である。顧問として世界的に有名なGallup Consultingの中国法人が参加。5年前から中国市場のブランドイメージ調査等を行なっており、客観的なデータの提供をしている。
 第一部は、「中国ブランドの21世紀戦略」というテーマのパネルディスカッション。私もファッションプロデューサーという立場で参加した。パネリストのメンバーは、中国の有名ジュエリーメーカー「周大福」の代表者、中国白酒のトップメーカー「水井坊」の代表者、復旦大学管理学院の教授、シンガポールから参加した「AMEX」のアジア担当シニアリーダー、21世紀経済報道の代表者、そして私。
 彼らのブランドに対する意識は十分に成熟していないが、単純に商品だけでは国際競争力がないことは理解しており、いかにして欧米のラグジュアリーブランドに負けない中国ブランドを創造するかを真剣に考えていた。

 第二部は、「21世紀トップ・ラグジュシリーブランド賞」の授賞式。私もプレゼンターとして登壇して記念撮影を行なった。
 受賞ブランドは以下の通りだが、日本企業は一社も入っていなかった。当然、日本企業の姿は一社もなく、日本のマスコミ各社も来ていなかった。多分、インテキ上海で手一杯だったのだろう。
 国際ブランドの受賞は以下の通り。◆ジョルジョ・アルマーニ(中国ビジネスマンで最も有名な紳士服ブランド)◆シャネル(中国のリッチな女性が支持するトップブランド)◆クリスチャン・ディオール(ナンバー1の香水ブランド、ファッションデザイン、化粧品、アクセサリーでも高い評価)◆グッチ(リッチでパワフルな人であることを証明するブランドとして、特に中産階級の眼鏡ブランドとして浸透している)◆ゼニア(伝統的な価値観、国際的なデザイン、先進的なマーケティング戦略により、中国ビジネスマンの間に確固とした地位を築いた)◆ナイキ(ナンバーワンスポーツ用品ブランド)◆アディダス(中国ビジネスマンが最も支持するゴルフ用品ブランド)◆ルイ・ヴィトン(ラグジュアリーマーケットの巨人。バッグのトップブランド)◆フェラガモ(中国の高所得者に最も支持されている靴ブランド)◆ランコム(化粧品部門の勝利者)◆カリティエ(世界的に最も支持されているジュエリーブランド)◆モンブラン(万年筆ブランドとして最も支持されているブランド。ラグジュアリーライフを象徴する万年筆とジュエリー)◆ロレックス(アグレッシブなパフォーマンスにより、多くのニューセレブに注目され、腕時計のトップブランドに上り詰めた)◆ヴァセロン・コンスタンチン(250年の歴史を持つ腕時計メーカーで、ビッグネームの一つ)◆パテック・フィリップ(芸術品としての高級腕時計を創造)◆BMW(国際自動車市場の巨人。中国消費者でナンバーワンの有名ブランド)◆キャデラック(リッチな中国ビジネスマンから絶大な支持を受けている自動車ブランド)◆SUMSUNG(高級なプロモーションと市場戦略により、中国ビジネスマンに最も人気のある携帯電話ブランドとなった)◆BOSE(家庭用途から映画制作までナンバーワンのオーディオブランドとして知られている)◆ロイヤルカバー(モダンで高級、純粋でシンプルな刺繍で有名なイタリアの寝装品ブランド)◆ノキア(中国の消費者に支持された高い市場シェアを持つ携帯電話ブランド)◆レミー・マルタン(高品質と伝統、中国でナンバーワンの洋酒ブランド)◆IBM(中国で最も有名なデジタルン製品ブランド)◆ヘネシー(世界で最も売れているブランデーであり、中国消費者から最も好まれる洋酒ブランド) ◆デイヴィドフ(独占的な葉巻ブランド)
 中国ブランドは以下の通り。◆lenovo連想(IBMのパソコン部門を買収して世界的に有名になったパソコンのブランド)◆中華(中国で最も有名な煙草ブランド)◆周大福(香港出身の中国で最も有名なジュエリーブランド)◆GREATWALL長上葡萄酒(国営大企業のブランドで中国市場で20%のシェアを誇るナンバーワンブランド)◆BAOXINIA(中国本土の高級紳士服ブランド)◆TCL(フランスとの合弁企業。最も成長性の高い中国メーカーブランド)◆YOUNGOR(中国ファッション業界のリーダーブランド)◆dopod(中国の高級PDAのブランド)◆水井坊(中国白酒のナンバーワンブランド)◆李寧(中国のスポーツ用品をリードするブランド)
 第三部は、ファッションショーと懇親パーティー。中国には珍しく、ファッショナブルな男性も目立った。勿論、日本人は私達だけ。
 中国市場は最早、参入方法云々の次元ではない。いかにプロモーションを行なうか。いかにメディアと付き合うか。それも商品レベルではなく、ブランドレベルで取り組むべきだ。
 私は、前述した中国唯一のファッションブランドのコンサルティング&プロモーション会社の日本総代理人兼特別顧問であり、東レ経営研究所が立ち上げた「中国繊維ファッションビジネス研究会」の担当でもある。この二つを組み合わせた、日本企業の中国市場浸透プログラムを考えたい。◆

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