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June 21, 2005

日本企業の悩みと中国企業の楽観

 中国に進出している日本企業に「最も解決すべき課題とはなんですか?」と質問すると、「人の問題ですね。どうしたら定着率を高められるかに苦慮しています」とのこと。
 中国の人は、自分の給料を仲間と見せ合います。多分、他の会社の人とも。その時に、多分話しているんでしょうね。この会社の仕事はつまらないとか、あちらの会社の方が給料が良いようだ、等々。
 もう一つ、中国人は日本人よりもキャリアステップについて真剣に考えているようです。「この仕事を続けていて自分にどんなプラスがあるのか」ということを常に考えます。将来につながらない仕事は辞めて、自分のやりたいことをした方がいい、と考える人も多いのです。ですから、本当は単純作業は嫌いだと思います。まぁ、誰でもあまり好きではないでしょうが。日本人ももっと自分の仕事について考えた方が良いかもしれません。
 中国企業に勤めている日本人の友人は、正反対のことを言います。「うちの会社も確実に人材が育っているよ。これまで何十人のスタッフを採用したか分からないけど。その中で駄目な人はどんどんクビにして、良い人材だけが残るんだから、良い人材だけが残るわけ。人はいくらでも来るからね。人事担当者は毎日面接してるよ。それが仕事だから」とのこと。

 彼が言っている状況は日本企業と全く変わらない。社員は定着しないです。でも、それをプラス思考で捉えている。おそらく、中国企業は皆そうなんだろうね。悩んでいるのは日本企業だけかもしれません。
 「駄目な社員はクビにするっていうけど、何か基準はあるの。その条件に満たないからクビにするってこと?」「そんなものないですよ。好き嫌いですよ。ボスが嫌いが人はクビ。だから、好きな人だけが残るからいいわけ」「でも、好き嫌いで判断したらまずいでしょう?」「なぜ、まずいんですか?好き嫌いしかないじゃないですか。坂口さんだって好き嫌いで決めるでしょう」ここで反論不能
 日本企業では好き嫌いで人を判断してはいけないという常識がありますが、それが中国にはない。好き嫌いが当たり前というのも凄いことです。
 でも、発想を変えて、中国式に考えれば案外楽かもしれません。好き嫌いで人を判断して嫌いな人はどんどんクビにする。この制度の良いところは、組織内に派閥というものが生まれないですね。社長派一本。それで会社が傾むけば、社員はどんどん会社を辞めていく。場合によっては、社員も得意先もごっそり引き抜かれて独立されてしまう。社長も緊張感を要求されます。
 「中国のここが駄目」と決めつけるのは、単なる日本人固有の思考なのかもしれません。アメリカと中国はかなり近いのではないか。自分の思考を変えられないのならば、日本国内に閉じこもっていた方が良いと思います。でも、自分を変えられる人、日本的思考に対応できなかった人にとっては、とてもエキサイティングです。チャンスもあふれています。みなさんも私と一緒に中国に行きましょう。

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