目白デザイン専門学校特別講義/2004年11月26日
ファッションビジネスにおける小売りビジネスのポジション
1.ファッションビジネスの変遷
・きもの、地場産業
・輸出(生糸、絹織物、毛織物、合繊織物、安価なアパレル製品等)
・オーダーメイド(テーラー、洋装店、オーダーサロン等)
・アパレル(日米繊維交渉決裂による内需促進、アメリカの既製服業界をモデル、大衆ファッションブーム)
・DCブランド(デザイナーの世代交代、既製服時代のデザイナー)
・インポートプレタ(イタリア、フランス等のブランド商品)
・セレクトショップ
・ユニクロ、2プライスショップ、100円ショップ、アウトレット等
2.上流階級から大衆に伝播したファッション
・ファッションは上流階級のもの(庶民は古着)
・貴族階級の崩壊により、お抱えデザイナーから商業デザイナーへ
・オートクチュールからプレタポルテへ、夜の服から昼の服へ
・グローバルカジュアルの時代
・世界中のトレンドセッターは日本をリサーチする
3.ファッションビジネスの主役はアパレルから小売店へ
・ビジネスの基本は需要と供給のアンバランス
・需要>供給の時代=モノ不足時代は、メーカーの時代
・需要<供給の時代=モノ余り時代は、小売店、消費者の時代
・小売店化が進むアパレル企業
・ヤング向きアパレルはブランドプロデュース業へ
・生産管理、企画は商社依存、生産地は中国
4.小売業のサービス提供と情報提供
・先進国の特徴は、きめ細かいサービス
・ショップとメディアと消費者による情報循環
・変わる店舗の役割(情報メディアとしての店舗)
・販売員は「人メディア」(カリスマ販売員)
新業態、新ショップの発想
1.現状足りない商品を見つける
・目に見えるものを判断するのではなく、足りないものを探す
・常に顧客の視点に立つ
・顧客はワガママ、自分本意、贅沢
・ライフスタイル、ファッションは常に変化している
・アパレルや店はすぐに変化することができない
・そのギャップに新業態の可能性がある
2.どんな商品を販売するのか?
・ターゲット顧客の設定
・商品構成は?(服、バッグ、靴、帽子、服飾雑貨、アクセサリー、ステーショナリー雑貨、インテリア雑貨、ダイニング雑貨、ベッド関連、スキンケア&メイクアップ等の比率)
・展開アイテムは?
・価格は?(価格ライン、価格ゾーン)
・どんなイメージの商品か?
3.どんな店舗を作るのか?
・究極の店舗は入場料の取れる店
・店舗はブランドの世界観を表現する場
・店舗の役割は?(陳列、決済、イメージ訴求、情報収集等)
・様式、素材、色、照明、BGM、販売スタッフのスタイル
4.どんなサービスを提供するのか?
・オーダーメイド
・コンサルティングサービス
・どんな情報サービスを提供するのか?
5.上記の各要素を共通のテーマでまとめる
・ショップコンセプトが重要(オンリーワンを目指す)
・競合店に勝てる店、顧客に満足を与える店を目指す
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