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August 04, 2017

とりあえず検索ボリューム j-fashion journal(248)

1.トレンドテーマを検索

 「2016年秋冬トレンド」をGoogleで検索してみる。234万件がヒットする。
 検索順位1位が「2016秋冬トレンド速報!今から知っておきたいキーワード5選 - NAVER まとめ」。
 ここでは、2016秋冬トレンドキーワードとして(1)スポンテニアス、(2)70年代~80年代レトロ、(3)「アニマル柄」と「チェック柄」、(4)ビッグシルエット、(5)カラーは「レッド系」と「グレー」、が紹介されている。(4)には更に、「シャーリングコート」「ボンバージャケット」「ジャケット・スーツ」が紹介されている。
 検索順位2位が「2016年"秋冬"トレンド速報!今から買うべき10アイテム | SHERYL ...」
 10アイテムとは、(2)アニマル柄、(2)ミディ丈プリーツスカート、(3)セットアップ・スーツ、(4)70'sデニムスタイル、(5)肩出しトップス、(6)レトロ・モダン柄ワンピース、(7)女性的デニム、(8)シャーリングコート、(9)パワーショルダートップス、(10)今年流ボンバージャケット。
 検索第3位は、「2016-2017秋冬 ファッショントレンドを早見でチェック | 美人部」。

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簡単服を見直そう! j-fashion journal(247)

1.簡単服の社会的意義

 私が文化服装学院に通っていた頃、「装苑」誌上には、毎号のように若手デザイナーの「直線裁ちドレス」「半日でできる簡単服」が掲載されていた。当時は、「装苑賞」を受賞した「デザイナーの卵」の最初の仕事を「装苑」が提供していたのである。
 私自身も、学校卒業後数年間は、自分で作った服を着ていた。ほとんどが民族衣装のような簡単服であり、生地の上に直接チャコで線を引き、自分で裁断、縫製したものだ。
 その後、次第に構築的なファッションが好まれるようになり、簡単服は姿を消した。私自身も就職後はサンプルセール等で服を購入するようになり、自作の服を着用することはなくなった。
 その後、日本の繊維ファッション業界全体を考える仕事が増え、より高度な技術を生かした服こそ価値があると考えるようになった。

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コンセプト優先のファッションビジネスモデル j-fashion journal(246)

1.ブランドコンセプトをビデオにしよう

 ファッション商品とは、物性価値に情報価値が加わったものである。情報価値、歴史であり、ブランドであり、ストーリーであり、テーマであり、思想であり、ステイタスでもある。
 単純な白いシャツでも、それを着用することで並々ならぬ喜びを感じるものがある。一般のシャツなら数千円で変えるが、数万円のシャツでも欲しくなることがある。それには、どんな情報が必要なのだろうか。
 ICTの進化により、情報を伝える手段は増えているが、それを十分に活用できているとは思えない。
 例えば、音楽でプロモーションビデオを作成することは興味深い。音楽は聞けば分かる。しかし、プロモーションビデオを流すことで音楽パッケージの価値を高めている。
 ファッションショーという手法は、元々受注のために行われたものだ。モデルが作品を着用し、それを見た顧客が発注する。しかし、既製服の時代になると、プロモーションが主な目的になっていく。一つ一つの服のシルエットやディティールを見せるのではなく、ブランドイメージを伝達することが中心になっていった。

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June 27, 2017

権利ビジネスのための展示会 j-fashion journal(245)

1.日本人と中国人のビジネス観の違い

 日本人は展示会で商品を訴求し、商品を販売する。中国で行われる展示会の多くは、商品の販売が目的ではない。販売権の取引を目的としている。
 メーカーは展示会でブランドを訴求する。来場者は有望なブランドを見つけ、その販売権を獲得しようとする。メーカーにとって、ビジネスの成功は良い代理商を獲得することである。来場者は良いブランドの独占販売権を取得することができれば、利益が約束される。
 中国の展示会に出展している日本企業は、日本国内と同様に商品を訴求し、商品を販売しようとする。そして、来場者から独占販売権を要求されると、怖くなって、断ってしまう。
 日本人にとって、権利ビジネスは分かりにくいが、一度理解すると、日本のビジネスよりも明解である。
 まず、日本企業と中国企業は業態が異なっている。日本のメーカーは、問屋を相手にビジネスをしている。中国でも問屋のようにまとめて発注してくれる相手を探すのだが、中国にはそうした問屋はいない。

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検索メディアの可能性 j-fashion journal(244)

1.検索で全てが分かる?

 私達は、分からないことがあると検索する。「ある単語が何回検索されたか」を調べれば、「分からないことの順位」が分かる。
 あるいは、何か行動を起こそうと思う時に検索する。「ラーメンを食べたいな」と思ったらラーメンを検索する。ラーメンと検索する人は、ラーメンを食べたい人か、ラーメンに興味を持った人だろう。数多く検索されるラーメン屋さんは、繁盛する可能性が高いということだ。
 あるいは、昼時に、「ラーメン」「パスタ」「蕎麦」「うどん」のうち、どのぐらいの比率で検索されているかを調べれば、人々が昼食で食べるめん類の比率や人気ランキングが分かる。
 このように、検索結果を集計し、分析することができれば、現実社会で何が起きているかを類推することができる。
 更に、ネット社会の中で何が起きているかを知るには、検索を分析するしかない。

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サステイナブル・コットン・プロジェクト j-fashion journal(243)

1.オーガニックコットンがなくなる?

 日本オーガニックコットン協会は、WEB内の「オーガニックコットンとは」で以下のように解説している。
 「オーガニック・コットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。
 オーガニック・コットンは、紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て最終製品となりますが、この全製造工程を通じて、オーガニック原料のトレーサビリティーと 含有率がしっかりと確保され、化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、オーガニック・コットン製品といいます。」
 また、「どうしてオーガニックコットン?」では、以下のように解説している。
 「綿の畑は世界の耕作地のわずか2.5%しかないのに、世界の殺虫剤の16%が使われています。アメリカ環境保護局は、アメリカの綿花栽培に使われている農薬の中で、る10種類の農薬については、発ガン性の。疑いがあると認めています。゛

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May 25, 2017

アパレルは、どう曲がる? j-fashion journal(242)

1.百貨店アパレルは衰退

 百貨店アパレルの将来を考えるには、百貨店の将来も考えなければならない。既に、百貨店という業態は、小売業ともいえず、賃貸業とも言えない複雑で非効率な業態になってしまった。立地の良い都心の百貨店は、存続可能だろう。インバウンドと富裕層を対象にして、ファッション、飲食、雑貨等を展開していけば採算に乗るはずだ。
 地方百貨店は厳しい。イオンやIY、SCモール、ユニクロやしまむら、青山やアオキとも競合する。多くの地方百貨店は淘汰されるに違いない。
 百貨店に依存しているアパレル企業は、百貨店への売上が低下し、経営全般を見直すことになるだろう。
 既に、大手百貨店アパレル企業は店舗縮小、ブランドの整理を進めている。このまま、縮小均衡を求めるならば、最終的にブランドの売却、合併等を検討することになる。
 百貨店アパレルは、百貨店に遠慮してネット販売等を積極的に進めてこなかった。百貨店も百貨店アパレルも、ネット上の存在感が極めて希薄だ。経済全体がインターネットにより変革していく中で、ネット対応の遅れは致命的である。

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アパレルのIR戦略を見直そう j-fashion journal(241)

1.ファッションビジネスはコンテンツビジネスだ

 欧州のデザイナーは、ビッグメゾンからのオファーを勝ち取るために、自分の小さなコレクションを発表する。オリジナルブランドの小さなコレクションを発表しても、それが大きなビジネスに成長する可能性は低い。より高いステージに挑戦することで、資本力のあるブランド契約し、より大きな資本や工場を使ってビジネスも大きくなるのだ。
 現代のファッションビジネスには、資本とクリエーションの双方が必要不可欠であり、どちらが欠けてもファッションビジネスは成功しない。
 ファストファッションもラグジュアリーブランドのビッグメゾンも資本と大きく関わっている。資本にとらわれないファッションの古き良き時代は終了しているのかもしれない。
 デザイナーの成功とは、ビッグメゾンのクリエイティブディレクターとして招かれ、コレクションを成功させ、アパレル製品の販売と巨大なライセンスビジネスの双方を成功させ続けることである。その見返りとして、巨額の報酬と名誉が与えられる。

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全てのビジネスは個人から始まる j-fashion journal(240)

1.システム導入とタブレット導入

 私のクライアントの一社が変貌を遂げている。新商品を開発し、新規取引先を開拓しながら、課題を分析し、対策を考えられるようになった。
 3年前は、全く違っていた。旧来の商品にこだわり、旧来の取引先に振り回され、安物商品ばかりを生産し、利益を確保できなかった。
 会社が変わったきっかけは、売上在庫管理システムの導入である。品番ごとの売上と在庫が明らかになった。取引先別の利益も明らかになった。
 しかし、システム導入も簡単ではなかった。当初、業者に相談すると既存のパッケージで数百万の見積もりが出された。最終的には知人で小回りの利く小規模な業者と知り合うことができて、安価でオリジナルのシステムを構築できた。それでも、本格的導入までには2年が掛かった。
 私は最初から「システムの重要性と導入の苦労」について説明したのだが、最初はもっと簡単に考えていたようだ。

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ネットショップ企画のアナログ的発想 j-fashion journal(239)

1.ペルソナとWEB企画

 最近、ネットショップのセミナーに積極的に参加している。その中で「ペルソナを設定しましょう」というのがある。
 私は長年ファッションマーケティングに携わっているが、この手法は昔からあるものだ。本来ならば、市場調査やグループインタビューなど、客観的な調査をベースにするのだが、それほど厳密でもないらしい。
 リアルな顧客より少しだけカッコイイ顧客としてのペルソナを設定し、そのペルソナに向けたカッコイイWEBデザインをすると売れる、とのこと。ファッションマーケティング的に考えると、かなり単純な考え方で、「結局、カッコイイWEBサイトにした方がいいよね」というだけのようにも思える。
 ファッションマーケティングでは、最初にビジネス環境の分析を行い、そこからコンセプトを導き出す。最近では、グローバルトレンドと呼ばれる長期的なトレンドテーマを基準とすることも多い。
 いずれも、客観的なデータからコンセプトを導くというロジックである。しかし、実際にはクリエイター、デザイナーやクリエイティブディレクターが、時代をどのように認識し、その中で、独自のコンセプトを発想するかが起点となる。その客観的なプレゼンとして、時代背景や様々な統計を持ち出すに過ぎない。

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«中国アパレルが直面する課題 j-fashion journal(238)